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赤ゲットの幽霊

赤ゲットの幽霊

歴史的建物を使ったお化け屋敷

近代と前近代の狭間で起こった悲劇。明治時代の人々は「幽霊」をどう捉えていたのかをテーマに明治建設を巡りながら体験するお化け屋敷。
金沢監獄中央看守所・監房で受付後、ラリーシートに記載のストーリーとミッションを読んでいただき複数の施設を 巡るミッション型お化け屋敷です。
 
赤ゲットの幽霊順路
順路:金沢監獄中央看守所・監房 (受付場所) →2 高田小熊写真館 →3 本郷喜之床 →4 名古屋衛戍病院


 

ストーリー

それは明治時代の東京。
一人の女性“須磨子(すまこ)”が、“公信(きみのぶ)”という若い靴職人と恋に陥ります。
ところが、須磨子には親の決めた“武智(たけち)”という婚約者がいました。
人目を忍んで逢瀬を重ねるうちに、とうとう須磨子はすべてを棄てて公信と駆け落ちをすることにしました。
二人は、ある新月の夜、人目を避けた町外れで待ち合わせました。
ところが、約束の時間になっても須磨子は現れません。公信が諦めかけた頃、遠くから真っ赤なショールをまとった須磨子が駆けてきました。それは、当時流行っていた赤ゲットです。
須磨子は、とても嬉しそうな顔をして、公信の胸の中に飛び込んできました。須磨子を抱きとめた公信は、彼女の息の整うのを待って問いかけました。
「どうしたんだい、そんな赤ゲットを着て?」
その声に顔を上げた須磨子は、自分の肩に掛かっている赤ゲットに目を落とすと、笑顔を曇らせました。そして、公信が見ている目の前で悲しげな表情を残しながらゆっくりと消えていきました。
須磨子を抱きしめていた公信の手は、真っ赤に染まっていました。
 
実は、須磨子はその晩、婚約者の武智の店に届け物をしなくてはなりませんでした。武智は、床屋を営んでいました。
以前から須磨子に疑いの目を向けていた武智は、大きな荷物を抱えたその日の彼女を不審に思い、問い詰めてきます。最初は適当にかわしていましたが、次第に約束の時間が迫ってきます。我慢できなくなった須磨子は、とうとう公信のことを告白すると、外に飛び出しました。
しばらく走ると、背後から足音が聞こえてきます。それは、追いかけてくる武智の足音でした。
もう少しで町外れだ。そう思って、須磨子は必死で駆け続けました。その時、彼女の下駄の鼻緒が、不意に折れてしまいました。躓いた須磨子の背後から、武智が床屋の剃刀で斬りかかります。
それでも、愛する公信に会いたい。
立ち上がった須磨子はまた走り始めます。その背中に、再び武智の剃刀が襲いかかります。
須磨子は斬られても斬られても、なお走り続け、やがておびただしい出血のために倒れ込んでしまいました。
須磨子の着ていたショールは真っ赤な血に染まり、赤ゲットのようになっていました。
公信が赤ゲットと思っていたのは、血に染まった須磨子のショールだったのです。
 
須磨子を殺した容疑者として目をつけられたのは、公信でした。彼は世間から、婚約者がいる須磨子をたぶらかした不埒な男、という見方をされました。
彼は、自分の見た赤ゲットの須磨子の幽霊の話をします。
けれど、その時代に警察は幽霊の存在を認めていません。公信が必死に話せば話すほど、あり得ない怪異現象を言い訳に自分の罪をごまかそうとしていると、疑いが深まっていきました。
やがて、公望は警察に捕まり、投獄されてしまいました。
 
しばらくすると、街の中で赤ゲットを着た幽霊が現れる、という噂が囁かれ始めるようになりました。
その幽霊は、こんなことを語りかけてきます。
「靴をちょうだい……。靴をちょいうだい……」
それは、あの須磨子の幽霊です。彼女は、あの晩のことを悔やみ続けているのです。
あの時、靴を履いていたら、きっと逃げることができたにちがいない。公信の作った靴を履いていれば……。
家庭を捨てて愛する男の元へと走った須磨子は、近代へ向かって走ったとも言えます。けれど、彼女を妨げたのは、前近代、つまり下駄という履き物だったのです。
そして、幽霊の存在を主張する公信は、前近代を封じ込めるように牢獄に閉じ込められてしまいました。


 

PHOTO

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概要

タイトル 赤ゲットの幽霊
URL http://www.meijimura.com/summer2015/#sect04
場 所 名古屋 博物館明治村 受付場所:金沢監獄中央看守・監房
期 間 2015年7月11日(土)〜9月23日(水・祝)
※7/18(土)~8/31(月)の期間は毎日、その他は土日祝のみ開催。 ※8月4日(火)、18日(火)、25日(火)は休村日
時 間 11:00~16:00
料 金 600円
所要時間
Staff
問い合わせ 博物館明治村:0568-67-0314

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