The 13Doors 〜閉館
鍵を持って館内の扉を開けながら進まなくてはならない
後楽園ゆうえんちの再開発によって誕生した東京ドームシティの新施設「LaQua(ラクーア)」の中に、恒常的な施設として建設したホラーハウス「The 13Doors」。
1994年から親しまれていた「楳図かずおのおばけ屋敷~安土家の祟り」に続き、従来通りのウォークスルーにもう一つ拘ったおばけ屋敷。いくら怖くても、前に進むために、出口にたどりつくために、一歩を踏み出さなくてはならないウォークスルー。これにもう一つ、「鍵を開け扉を開いていかなくてはならない」という恐怖をプラス!どうぞ、最高の恐怖をお楽しみください。
ストーリー
その屋敷を建てたのは、当時一世を風靡したからくり人形師であった。
彼の皮膚には鳥の足のような鱗状の筋がいくつも這い、そのおぞましい姿から「鳥男」と呼ばれていた。そのことが彼を人間嫌いにしていた。
屋敷を建てるに当たって、彼は建物のすべてを地下に造ることにした。
彼は考えた。
「自然は猥雑で醜い。人工的な造形にこそ美がある」 あらゆる自然を排除するには、地下は理想的な空間だった。
しかし、工事の途中で、墓碑銘のない7つの棺桶が発掘された。 一体、誰の棺桶なのか…。
やがて新居が出来上がると、人形師とその妻、そして2人の使用人たちがそこで生活を始めた。
しばらくして妻が身籠もった。生まれた子供は双子の女の子であった。
その頃から、時々奇妙な現象が屋敷で目撃されるようになった。
しかし、それはただの前兆に過ぎなかった… 事件が起きたのは、双子の少女の10歳の誕生日の夜だった。
人形師は、仕事道具の鋭利な刃物を手にアトリエを出ると、次から次へと家族たちを殺害していった。
電気を止められエレベーターが動かない地下屋敷は、まさに密室であった。
夜が明ける頃、正気に戻った人形師は、血塗れの屋敷の中で一人立ち尽くした…。
果たしてそれは、彼の狂気の起こした事件なのか、それとも何者かが取り憑いた結果なのか。今では杳として知れない。
しかし、その後彼がとった行動はさらに異常なものだった。
それから数年間を、彼はこの地下屋敷で死体たちと過ごしたのだ。
その間、彼は反魂の術を使って死体を蘇らそうとしていた。 数年後、彼が衰弱死を遂げた時、初めてこの屋敷の呪われた歴史が知られるようになった。
果たして、彼の行っていた反魂の術は死者の魂を蘇らせたのだろうか。
以来、この屋敷には奇怪な事件が絶えることはないと言われている。
曰く。
死んだはずの少女たちの霊を目撃した。人形が動くのを見た。鳥男が出た。
それは、人形師の行った反魂の術の結果なのだろうか。
そう言えば、今までこの屋敷で死んだ人間の数は6人。棺桶の数は7つ。
まだ1人足りない…。
そして、今日もお客様に招待状が出される。
7番目の棺桶に刻まれるのは、あなたの名前かもしれない。
くれぐれも名前を奪われないように。
名前を奪われた時、あなたの魂も奪われるのだから。
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概要
タイトル | The 13Doors |
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場 所 | 東京ドームシティ アトラクションズ |
期 間 | 2003年5月1日(木)〜2008年1月14日(月/祝) |
時 間 | |
料 金 | |
所要時間 | 約10分程度 |
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